「理解の段階」の話つれづれ

2020年10月19日 | からふみ | ファイル: しごと, 日記.

まとめると隙自語ですが、私のブログだからいいんだもんね~。

今日ボスと面談した時に聞いた話がぐっと来たからメモする。
今のボスすごいワーカホリックなことだけが玉に瑕だけど、ものっすごいマニアックな技術までしっかり頭に入っていて、私が面談で訴えた「これまで10年以上何かしらのものを作って生きてきたので何も生み出してない感がすごい不安になります」ってことをとてもよくわかってくれる良いボス。

さっそく脱線した。ボスは管理職の研修で「部下にどうやって”理解”させるか」という話を聞いたそうなんだけど、ぐぐったりしたところ「わかる」ってことについて、こんな段階分けをしている人がいるみたい。

1. 人の本を読んでわかる
2. 人に伝える
3. 書いてみる
4. 実践してみる

鍵山 秀三郎

これは弟子がいたときに、なんか教えて「じゃあ今のXXって何か説明してみて」って聞いて、ちゃんと合ってたら分かってくれたなって確認してたからなんとなくピンときた。

あとここ数年くらいで気を付けているのが、新しく何かの説明を聞いたら「こういうことですか?」って自分で言い直して同じことについてしゃべってみるってことなんだけど(何の質問もしてないのに参加してる感がすっごいでるからおすすめだよ!)、これもよくいえば2の段階までの理解を自分で確認してるってことだよね。で、2の段階まで分かるとその仕事はときどき主担当もできるようになっていって、やり方とか概要説明とか後任に残すための資料とか作り始めると3、大体できるようになったけどここ変えた方がよくね?ってなったら4みたいな感じかな。
ってことだとすると、札幌にいた時の仕事は4までキッチリやれたな。と思う。

でもここまで書いてみると、今日ボスと話したことはどっちかっていうと「腹落ち感」の話だったのでこのネットの記事の方が近いかな。「仮想化」の話はちょっと難しい気がしたので「風が吹けば桶屋が儲かる」で自分なりに書き換えてみると

  1. なんかそういうことわざがある
  2. 何が意外な結果を生むかわからんよねみたいな意味じゃなかった?
  3. 意外なところに影響が出ること、また、あてにならない期待をすることのたとえ。
  4. 風が吹くと土ぼこりがたって目に入り盲人が増える。盲人は三味線で生計を立てようとするから、三味線の胴を張る猫の皮の需要が増える。猫が減るとねずみが増え、ねずみが桶をかじるから桶屋がもうかって喜ぶということ。
  5. とあるひとつの事実は、小さな事実の結果が積み重なってできているので、それぞれの事実の因果関係を理解することで解決策につながることがある。

いまの職場に来て最初の頃は「ねずみが最近増えてて、桶をかじってるから桶屋が儲かるらしいんですよね」みたいな会議資料とか作りがちだったんだけど、なんでねずみが最近増えてるのか?猫が減っているのか?っていうところをちゃんと知っていれば、他の時も「もしかして猫が減ってるのかも?」みたいな発想ができるわけじゃないですか。

「この地域の人はこの物質Cが大切だと強く訴えている」っていうのには理由があって「この地域では読み書きの教育が十分じゃないから文書よりまず映像が大事」「映像を配信するには技術Aを使用している」「技術Aで使う装置XXはある物質Cから作られる」みたいなことを調べて知っていると「だからこの地域の人はこの物質Cが大事だから権利を主張してるんだな」ってわかるし、大事なのはその物質C自体じゃなくて、マジの根本解決は教育を行き届かせることだけど、もっとスピード感がいるのなら「映像配信に使う技術AをBにすれば装置XXに使う物質Cは不要になる」みたいな解決策がでるわけじゃん。みたいなことね。(伝わるか分からないけど私は納得してるからいいや)

なんでこんな話を書いたかというと「私さんは、何で猫が減ってるのか?ってどんどん遡って背景を理解した上で桶屋が儲かるを自分に腹落ちさせようって姿勢があってとってもいいですよ~」ってボスにほめられたからだよ!

そりゃミドサー(アラフォーっていいたくなあい)にもなればそんくらいの心構えは生まれますよ普通に働いていればね!とも思ったけど、ありがたくほめられておきます。

でもそれってこの会社入って行きがかり上わたしに色々教えてくれたおじさんの師匠のおかげかも。師匠はとても太っていて睡眠時無呼吸症候群なため、就業時間の4割は寝ていてあまり評判はよくないんだけども、何か教えてくれるときには「ちょっと最初の説明が長くなるけど、納得してもらえばその後の話は絶対に早く進むから」って「最近さ、風強い日多くね?そしたらさ、埃っぽい場所だと歩くのもしんどいみたいな視界のときあるっしょ?」って話から始めてくれるいいおじさんだったのだ。なのでそうやって育ててもらったワイが弟子を同じように育成した(つもり)ので、その弟子の弟子も今頃きっとそうなっていると信じている。そのおじさんは本社にいたこともあったので時々兄弟弟子に出会うんだけど、会う人はみんなまともで仕事ができる人ばっかりなのだ!その一派を名乗るのにふさわしく生きていきたいですね!
そういえば前の会社のボス(オールバックでカタギの人とは思えないビジュアルをしている。名前は英雄の英に寿司の司 お元気ですか…)もそんな雰囲気があり、中国人のプログラマーさんといつも「絵!描いてみろ!」ってワイガヤしていたのだった。

2019年4月-8月のあほみたいにムカつく上司以外、私は直属のボスの引きだけはいいのだ!!

(結局、何の話?)


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